屋根塗装の流れ(事例紹介)
屋根は常に紫外線や雨風や汚れた外気に触れているため、劣化がしやすい環境です。屋根塗装は下地処理の良し悪しで品質(強度)が決まると言っても過言ではありません。下地処理をきちんとしないと、周辺の環境にもよりますが短期間で塗装が剥げてしまう場合もあります。
また、塗料本来の機能を充分に発揮させ、耐用年数を長くするためにも下地処理はとても重要です。屋根塗装業者を選ぶ際には、
下地処理をきちんとしてくれるかどうかもポイントになります。
屋根材の種類やご要望等によって異なりますが、屋根塗装の施工手順は下記の通りです。
①足場仮設(屋根塗装)
よく外壁や屋根塗装の工事で目にする足場仮設。できることなら省きたいと思われる方やはしごで十分では?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、職人の安全性や作業の品質を保つためにもしっかりとした足場は必要不可欠です。
最終的に安定感のある足場を確保することで、
正確な塗装作業に繋がり質の高い施工を実現することができるのです。
②高圧洗浄(屋根塗装)
冒頭でもお伝えしましたが屋根には多くの外的要因により付着したカビやコケ、ホコリなどが多く残っています。これらが残っているとせっかく綺麗に塗装してもすぐに剥がれてしまったり、劣化の原因となってしまいます。
その予防策・塗装後の品質向上を目的として高圧で洗い流します。
通常は60~100kg/㎡の圧力で流しますが、
屋根の汚れや傷み具合などにより調整します。
③ 養生
無駄な汚れ飛散を防ぐための塗装前作業です。
特殊なビニールなどで覆う作業で、主に使うアイテムとしては以下の通り。
- ビニール
- ガムテープ (布テープ)
- ブルーシート マスキングテープ(紙テープ)
- ノンスリップシート
- マスカー
③ 下地補修
欠けた部分やヒビ割れを補修します。下地補修の良し悪しが工事の出来が決まるので慎重に行います。この作業を専門用語で「ケレン」と呼びます。
④下塗り
専用のシーラーを塗ります。「シーラー」とは、下地と塗料を密着させる接着剤のような役割を果たす下塗り材です。劣化した屋根材に浸透し、既存屋根材を強化。上塗り材の密着力を高めます。
⑤中塗り
下塗り後、塗料を塗ります。塗料は1度で塗るよりも2度に分けて塗るほうがきれいに仕上がります。基本的に中塗り・上塗りは同じ材料を使います。
⑥上塗り
上塗り塗料を塗ります。劣化した既存屋根材をしっかり強化し、長持ちさせます。
ご希望があればこのタイミングでお客様立会いの最終確認をして頂きます。
⑦足場解体
足場が無くなると建物の全景が見えるようになります。